| エンジンサマー |
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| 20050801 観た。 |
| 俺の夏は今日から始まった。 いやあ……観てきましたよEP3。なんだあれは。なんだあの、ど真ん中をブチ抜くギリシャ悲劇は。 ついに終わっちゃったなあ…という感慨よりも、むしろここから始まるのだという越し方行く末の幻視。 SWにあまり思い入れのない人にはどうでもよかったり辻褄あってなかったりするであろうセリフや展開も、 SWにタマシイの一部を預けた者にとっては、ひどく揺さぶられるものだったりするのです。 ファンの数だけSWがある。その人の観たSWがある。それを容赦のない枝葉の取捨選択で ギュッと纏め上げ、見事に終焉させて見せたルーカスは、やっぱりなんだかんだ云ってゴッドだった。 しかしアレだ、今回は本当に、オビ=ワンが凄かった! ユアン・マクレガーの顔になってからというもの、苦労してんだけどパッとしない努力型ジェダイ、 というイメージが(一部 「JEDI APPRENTICE」 シリーズのせいで)抜けきらなかったオビですが、 その 「フツーのジェダイ」 がいかに凄まじい精神力と容赦のない行動力と揺るぎない 「正しさ」 を 持っているのか、それでいてどれほど他者を慈しんでいるか! 華やかな才能型のアナキンの陰で 平凡に見えたオビ=ワンの佇まいこそ、到達の難しい境地であったということに愕然としたワタクシ。 でもアニーが人一倍可愛いオビはやっぱり甘かったんだな。だからラストのオビの悲痛な冷酷さは、 ある意味では彼自身への報いでもあったわけだ。「I loved you, I've failed you...」 が心に沁みる。 「私のせいだ」 と思いながらも可愛いアニーを断罪できるから、オビはジェダイなんだよなあ。残酷! 愛が悲劇を導くのはままあることだが。あと私の目にはオビアナだったんですが。(台無し) リトルグリーンなあの方は今回もカッコよすぎて(サービスショットも満載で)気を失いそうでした。 同じ時に同じセリフでも、ヨーダ様の場合は 「共和国の陰に君臨したジェダイ」 の暗黒面を暴く感じ。 かのマスター・ヨーダでさえ 「強大な力を持つ者」 の傲慢と疑心暗鬼がなかったわけではなく、 その盲目ゆえに敗北したのだ、という、あれはそういう 「failed」 だよね。私にはそう聞こえましたが。 新三部作はヨーダ様の限界を描いている点でも評価したい。大賢者ですら完璧ではない。最高。 |
| 20050802 読み返してみた。 |
| ところでEP3の最後に暗黒師弟の隣にいるのは若きターキン閣下ですよね?(骨格が) えー、昨日の日記のせいで 「JEDI APPRENTICE」 #1〜4を読み返してしまいましたよ。 私の青春は一時期このシリーズと共にあったわけですが、こんな本と共にあっていいのか俺の青春。 そして13歳にそんな苦労をかけてどうするクワイ=ガン。ある意味アニーよりオビの人生の方が凄惨だ。 あんなに苦労してパダワンになって、パダワンになったがゆえに一生苦労し続けることになるとは。 6年ぶりにちゃんと#1を読んだら、やっぱりクワイ=ガン姫の婿取り大作戦でした。 候補生のアコガレで引く手数多なのに、最初の トラウマになってしまい、いつまでたっても新しい弟子をとろうとしないバツイチのクワイ=ガン。 毎年開催されるパダワン選びを兼ねた御前試合も、義理で顔を見せるだけでまったく選ぶ気がない。 さすがに見かねたヨーダ様が、「もーいいかげん身を固めんか!」 とさりげなくも抜け目のない 粋なお見合いをセッティングしたことから、オビの本当の苦労がはじまる!というよーな話。 もう冒頭数ページから涙なくしては読めません。あまつさえ#2ではウワサの元弟子・ザナトスが 「しばらくですねマスター」 などとやたら優雅な物腰で登場するぞ。色男は危険な香り。(意味不明) そして元師弟の痴情の縺れに巻き込まれたオビ=ワンは、ますます苦労することになるのだった。 シラフで 「マスター、あなたは美しい」 とか云いそうなザナ様が私は好きです。さすがラブファントム。 読みながらつくづく思ったけど、もしクワイ=ガンがあのままアナキンの師匠だったら、 案外暗黒堕ちもなかったんじゃないのかなあ。(マイナスとマイナスをかけるとプラスになります) どうもジェダイの弟子育成はバクチっぽいんだよなあ。ヨーダ様ですら直弟子が落っこちてるしなあ。 |
| 20050804 宇宙戦争 |
| 一番感動したのはトライポッドの咆哮と 「キングコング」 の予告編だな。 オオォあんな音で吼えるのかトライポッド! 最高だキングコング! どんなダイエットしやがったPJ! どこのレビューを読んでも 「一番感動したシーンはキングコングの予告」 と云ってるので いくらなんでも何か違うことを書こうと思ったんだけども、事実だからどうしようもなかった。 えー、小学生の頃、図書館の書架の陰に座って夢中で読んだ原作のスリルには及ぶべくもありませんが、 それでも満足して帰ってきました 「宇宙戦争」。1000円で観れるなら上々。1800円出すのはためらうが。 「キングコング」 の予告を別とすれば(当たり前だ)、とにかく襲撃の描写が最高。 やっぱり天下の 「火星人襲来」 なんだから、宇宙人がわかりやすく地球侵略!トライポッドの殺人光線! 逃げ惑う人々の浅ましいパニック模様!生き残るために必要なのは智恵より運だ!という、 あの情け無用の地獄絵図をゴリゴリ繰り広げてもらいたいじゃないですか。ねえ?(とか云われても) もう監督も単にトライポッドの襲撃ぶりが撮りたかっただけなんじゃねえのかってくらい、 際立ってすばらしい。特に山を越えてくるトライポッドが。燃えさかる列車も最高に絶望的。(うっとり) スピルバーグ映画は 「正体がわかるまでの不安と恐怖」 を煽る演出……というか、 要するに観客の想像力を刺激するのがやたら巧いんですが、それにしたって今回出てくるものは 観客の想像より何もかもスケールがデカいぜ。ザッツ・ディザスター! ザッツ絶望感! 原作を読んだ時の、「なにかおそろしいものに虫けらのように殺される!」 という切羽詰まった恐怖に 割と近いものがありました。もうそれだけでいい。それだけで充分楽しませてもらった。 「例のオチ」 に対する、そんなの当然みんな知ってるだろ!軽く流すよ!と云いたげな扱いといい、 ラストのテキトー演出といい、あんたエンディングとかどうでもよかったんだなスピルバーグ。心意気。 これで主演がビリー・ボブ・ソーントンあたりだったら云うことなかった。トムちんもよかったんだけども、 まあちょっと見た目のダメオヤジ度が低いというか、死ななさそうで安心してしまうというか。 親子の成長劇としてはそこが惜しかった。でもトムちんとしてはなかなかよかった。かわいいなァ。 |
| 20050807 ……… |
| 最近日記が長文がちなのが気になる桐野ですコンバンハ。なんかあったのか俺。 宇宙戦争→H・G・ウェルズ→SF→というわけでハインラインの 「夏への扉」 を読み返そうと思ったら、 ない!どこを探してもない!間違ってもアレを売るはずがないのにどこにもない!時空のひずみ!? 呆然と虚空を見つめてもないものはない。ショックのあまりアイスをヤケ食いしてもないものはない。 途中で 「JLAの蝙蝠様追放話ってどれだっけ…」 などとリーフの山に埋もれている自分に気づいても ないものはない。誰かに貸しっぱなしなんだろうか。買い直せば済む話なんだが…気になって眠れん。 気になって眠れんといえばアレも気になってるんだよなあ。 私のSF熱の源流はおそらく小学校の図書室でして、まあジュブナイル物が多かったこともあり、 今やそのほとんどが漠然としたイメージと 「もう一度読みたくても多分二度と見つからないだろう」 という 地味な焦燥感だけを残して、タイトルも作者名も記憶の彼方に去ってしまっているわけですが、 どうしてももう一度読みたい本があるのです。あんまり気になるもんでこないだググってみたんだけど、 「アスパラガス 金星人」 というキーワードのせいかレシピと星占いしか出てこねえ。発狂しそうだ。 ピンとくる人にはおそらくこの2単語だけで 「アレだ!」 とわかるんではないかと思いますので、 もしお心当たりの方は情報提供お待ちしております。そしてどうか私の10年来の渇望に終止符を…! |
| 20050808 補足? |
| えー、昨日捜索願を出しました、アスパラガスみたいな金星人が出てくる本。 アスパラガスでわかるのはお前だけだ!と友人に怒られましてそりゃそうだ。 皆様からも 「『すーぱーアスパラガス』 ではないか?」 というメッセージを頂いておりますが(感謝!)、 わかりにくい書き方ですいません、漫画ではないのです。というわけで以下、覚えているかぎりのあらすじ。 エレガントな巨大アスパラガスみたいな知的金星人(通称 「美しい人」 だったと思う)が、 金星に住むもうひとつの種族(愚鈍なんだけどなんか見るからにヤバそうな生命体)と対立していた。 そこへたまたま不時着した地球人の宇宙船クルーを巻き込んで、ついに一大戦争に! このアスパラガス(仮)の指揮をとってる司令官というのが、子供心にむちゃくちゃなオトコマエでなあ。 ジェントルな物腰の軍人で冷静沈着、部下を 「諸君!」 とか呼ぶタイプ。(あくまで私の記憶による) 結局地球人組は最終戦争のどさくさに出立するんですが、まさに閉まろうとする宇宙船の扉の向こう、 砂塵巻き上がる戦場の混沌、交流のあったアスパラガス達も無事なのかどうか最早わからない、 そもそも自分たちも無事に宇宙に出られるかどうかはまだわからない、 そんな混乱の中でアスパラガス司令官のテレパシーが地球人達の頭の中に響いてくるのです。 目を凝らして見れば、司令官が槍(?)を手に敵陣へ踊り込んでいるのが見える。 「地球人の諸君!これまでの協力に感謝する!どうか良い旅を!」 司令官ァァァン! という、そのシーンを!とにかく何とかもう一度読みたいんだが!タイトル覚えてる人はいねがァー! |
| 20050809 そっ |
| (パリーン)(お皿を取り落とす音) …それだァアー! ギャー皆様ありがとうございます! こんなにアッサリ見つかるとはアスパラガス……!(語尾?) 探せばあるもんだなあインターネット!ネットの海は広大だわ!ってのもさることながら、 わざわざ検索までしてくださった皆様の、淡々としたメッセージに一番感激しました。俺…恵まれてる! あと、今回の私の主な敗因はアスパラガスが金星人じゃなくて火星人だったことかな。 そういえば 「荒涼とした赤い大地」 ってイメージだったんだよなあ。人の記憶なんてアテにならねえ。 アアァでももうとにかくゴッサム嬉しいー。ありがとうございます!(ぺこぺこ) というわけで、私が長年地味にココロの一冊として温めつづけていたあのSF小説は ジョン・クロスという人が書いた 「恐怖の惑星」 という本であることが判明しました。 調べてみたらば文研出版から25年くらい前に刊行。もちろん児童図書。もちろんとっくに絶版。 ためしにグーグルさんで 「john cross science fiction」 と入れてみたら、原題は 「The Angry Planet」! おおおぉぉおアスパラガスが思ってたより巨大!(手当たり次第に感動) ちなみにこのジョン・キア・クロスという人、なにげにスコットランドの作家であるそうです。 云われてみたら 「The Angry Planet」 って果てしなくスコットランドなタイトルだな。納得。(なにが) ついでに似たような読書体験を持つ人を発見してちょっと嬉しかった。 で、今日さっそく図書館に行って、検索したらあったー!(エイドリアーン!)(ロッキーのテーマ)ので 膝をガクガクいわせながら借りてきましたが、モッタイナイのとオソロシイのが3:7くらいの割合で まだ読めてません。記憶を美化しがちのは人間のサガだからなあ。読む前にスコッチでも呷っとこう… |
| 20050810 むしろ |
| 夢なら醒めてくれ。(※至上の愛) たとえばこれがオペラ怪人ではなくユダ(@ジーザスクライストスーパースター)で、 ジェリーと一緒にイエスへの愛憎を歌おう!とかなら殴り込んででも歌いに行ってるところですが。 あんたどこまであたいにファントム様を笑いのめさせたら気が済むのさ!ええっ! あたいのファントム様をなんだと思ってるのさ! もうバカ! あいしてる!(殴り倒しながら) いや、ホントにジェリーには一度でいいからジー(中略)スターのユダを演ってほしいですよ。 あのコブシのきいたロケンロールは、「情熱のプレイだオペラ!」 な怪人より(そんな語尾じゃねえ)、 砂にまみれて泣き崩れながら 「I don't know how to love him〜♪」 なユダの方が似合うと思うんだが。 だいたい奴ァ一度演ってるからなそんなユダを。あの時のラストの恨み言には腹筋がヨジレたからな。 あの映画のエピソード1ってことでいいじゃない。パンがなければお菓子を食べればいいじゃない。 もうみんな気づいてると思いますが、その場合のイエスさんは 「ジーザス」 の時の 超絶美肌クリスちゃんでよろしくだ。神殿でいきなりキレるあたりとか向いてると思うよ。(なんてことを) あ、あと 「魔紳士と聖者の館」 の音乃さんから回して頂いた萌えバトンに回答リンクを貼っておきます。 |
| 20050812 20年 |
| 日航機墜落事故から今日で20年だそうです。今日はドラマ?もやってました。 野球の合間にザッピングしてたら竹中直人が映って、そのまま一家で最後までぼんやり観てしまった。 現実に起こった大事故や殺人事件や戦争を 「ストーリー」 として演出してしまう、という点では テレビより金をかけてエンターテイメントしている映画の方が罪が深い気もするんですが、 なぜか今日のドラマ番組の方が直視できなかった。いや、ある意味 「ドラマ」 であることを捨てて 彼らなりに真摯に作っているように見えたんですが、現実という激しいショックの前には、 どれほど地に足のついた擬似ノンフィクションであってもすべてが薄っぺらく見えてしまう。 あのボイスレコーダーは、「事件を風化させてはならない」 という番組のメッセージを 生々しく見る者に叩きつけると同時に、番組を根底から否定していたと思います。 そのくらい、瀬戸際の人間の声というのは破壊的だ。現実はドラマチックでもなんでもない。 ひたすらショッキングだ。なんだか胸が痛かった。それすらもおこがましいほどに。 私は当時のことをほとんど覚えていませんが、母の知人(友人?)があの事故で亡くなっています。 慌ただしい家中の雰囲気は何となく覚えています。だから私にとって 「日航機墜落事故」 というのは、 ほとんど現実感を伴わないままもう20年来ずっと頭のどこかに引っかかっている事件でして、 それが急に実体を持ってしまったというのが、なんというか余計に衝撃的だったのかもしれん。 まあ悲劇に優劣はありえないし、どれも容易に忘れ去られていいものではないわけだが。うーん。 |
| 20050814 ヒイィイ |
| 今月の映画★の 「激写!トムちん、スピルバーグに突撃キス」 写真に なにがなんだかわかんねえけどモエてしかたない桐野ですタスケテオビワンケノービ。 動揺のあまり本屋で商品を放り投げるところだった。危ねェー。結局買わなかったんだけども、 近々本屋に走るに1500ピピン。ビギンズ組インタビュー集とかジェリーインタビューとか載ってたしな。 むしろもうケイン様名言録だけでも600円弱払う価値は充分ある。なんなんだあの最凶英国紳士は。 あと、海辺でイジメられていた亀を助けてやったことがあるというクリスちゃんとお父様は ちゃんと竜宮城に連れてってもらったんでしょうかね。(何を云ってるんだ) さて、有明夏の陣に参戦なさった皆様にはお疲れさまでした! (地元の同窓会で肩身の狭い思いをしていた昨日の俺にもお疲れさまと云っておこう)(?) えー、実は 「いつかは暮れる世界」 のシバシゲさんの新刊(映画本)にちょっと雑談させて頂きまして、 チラホラと感想なども頂いてしまい、そりゃあもう大喜びしております。ありがとうございます。 「描いてる時は超楽しいんだけど出来上がった原稿を見直すと世を儚みたくなる病」 に襲われるのは 相変わらずですが、これはもう数を描いて慣れるしかないよな。DO, or DO NOT. There is no TRY. シバさんお誘いアリガトゴザイマシター! 久々のオフライン原稿ゴッサム楽しかったー! |
| 20050823 ショウ・マスト・ゴー・オン? |
| 昨夜は深夜まで友人とSWについて語り明かしてシアワセであったことよ。(詠嘆) EP3面白かったよね! 新三部作はEP3のためにあったよね! 荒削りの王道に大満足だったよね! だいたいそんな小難しい話じゃねえんだよ! 神話だけど青春映画なんだよ! 考えるな、感じろ! 巷のSW評ではどうにも的をハズし気味だったフラストレーションが一気に氷解。ありがとう友よ。 ヨーダ様の話になると本気で目がハートになる俺をどうか許してくれ。恋だからしかたない。 ロバート・J・ソウヤーという力技SF作家の長編小説に 「フラッシュフォワード」 というのがあります。 大規模な科学実験が失敗したせいで、なぜか世界中の人々の意識が数分間だけ21年後の未来に 飛んでしまった!という相変わらず力技なエンターテイメントで、作中の時間軸は 「2009年現在」。 世界中の人々が見た 「2030年の世界はこうなっている」 というのが羅列されている部分がありまして、 「オゾン層が大幅に減少していた」「キューバは既に共産主義を捨てていた」「エイズの治療法が発見 されていた」「合衆国大統領はアフリカ系アメリカ人だったが、女性大統領はまだ現れていない」 「男性の精子の数が急速に減少を続けている」 など、まァわりかしリアルっぽい未来像に混じって、 「ジョージ・ルーカスはスター・ウォーズ9部作をまだ完成させていなかった」 というのを見た時は、なんかこっちまで猛烈なフラッシュフォワード感に襲われたね。生々しいよ! いやー、うん、私が本当にSWという歴史の終焉を思い知って愕然とするのは、おそらくルーカスが フォースに召された時だろうという気がする。EP3で伝説はひとまず循環したけども、祭りは続くだろうしな。 というかあのおっさんのことだから特別編とか出るんだろという気もしてるしな。 VとWの間を補完するTVドラマを作るとかいう話もあるし、だいたいTUVだって 「作らない」 はずだった。 いや、別に789の製作を期待しているわけではなく、実際作られるかどうかなんてどっちでもいいのです。 ジョージ・ルーカス在るかぎりサーガは続いている、ということ。長生きしてください。 |
| 20050827 やめられないとまらない |
| 数論の美しさは自然界の調和の美であり、それは詩に通じ、かつ考古学のロマンに勝る。 えー、そんなわけでこのところサイトの更新どころか日記すら心停止気味なのは、 「フェルマーの最終定理:ピュタゴラスに始まりワイルズが証明するまで」(サイモン・シン)を 今更のように読んでいるからです。おもしろすぎてよーし明日から俺も数学者になるかな!とか その気にさせられちゃって困るぜ。まさか高校時代の数学参考書を引っ張り出す日が来ようとは。 そもそも 「フェルマーの最終定理」 という名称は 「フェルマーさんがメモに残したいくつかの命題の中で まだ証明されていない最後のひとつである」 って程度の意味なんだが、そのカッコよすぎる響きが 以前から私の心を鷲掴みっぱなしだったわけですよ。何というかジャイアントロボに出て来そうな感じ。 「長官、ダメです歯が立ちません!」「仕方ない…あれを使う!」「ま、まさかフェルマーの最終定理を…!? しかしあれを使えばこちらも無傷では……!」 みたいなイメージがありませんかね。…ありませんか。 まあそんなよくわからない情熱で読みはじめたんですが、これがまたむちゃくちゃわかりやすい本だった。 もともとはBBCの特別番組の編成なので、数学アレルギーの人でも大丈夫なように作ってあるんだな。 高校数学(微分積分)の時点で既に9割方脱落していた私の頭でも充分ついていけるレベルの数学と、 ピュタゴラスに始まり世界史の陰で発展と衰退を繰り返した高等数学の波乱万丈の歴史、 その流れの中で17世紀のフランスに生まれた民間数学者フェルマーによる人騒がせなメモ書き、 その悪名高い 「フェルマーの最終定理」 に挑もうとして翻弄された天才数学者たちの300年のドラマ。 私は数学という学問が好きですが、それは人間の考え得る(為し得る)ことの中でも純粋に客観的で、 感傷でなく 「完全」 や 「無限」 に最も近いところを歩んでいるもののひとつだからです。 「証明できないかぎり真理とは絶対に呼べない」 という徹底的な懐疑主義に基づく数学の命題は 一度正しく証明されたら未来永劫真理であるわけで、それゆえに定理と呼ばれる数式の完全性は美しい。 それにしても数学というのは美しくもおそろしい学問だなあと思いました。 そのおそろしさは、合わせ鏡を覗き込んで無限に続く反復を見た時の底知れなさにちょっと近い。 ウカツに魅せられると帰ってこれなくなる!と、合わせ鏡を見るたびに慄いた幼少期を思い出したよ。 |
| 20050829 何だってェー! |
| 衝撃!ラビリンスのDVDは出ていた! (怪奇バラエティ風) 某様の日記を拝見して雨林に走ったらホントに出てた! 8/24に出てた! クララが立った! 元祖不老不死・ボウイ閣下の御為なら3000円くらい安すぎる出費よ!と申し上げたいところだが、 問題はこないだ 「アー来月の引き落とし額はちょっとピンチだなーでもまァあと2000円くらいなら」 と 欲望のままに 「SUPERMAN:For Tomorrow」 の2巻を予約注文したばかりであるということと、 (キャンセルしろよというツッコミは2巻収録予定の超人と蝙蝠様の密会部分を読んでから云ってください) PCのCD‐ROMが物理的にイカレてしまいDVDもCDもまったく再生不可能な状況にあるということか。 ……もうフォースを使うしかないか。 (注:ジェダイがフォースを使えと云い出したら危険信号です) ところで今日はBSでぼんやり 「メッセージ・イン・ア・ボトル」 を観ましたよ。 このところ夕食の後で昏睡するクセがついてしまい(ハラ回りに肉もついてしまい)困っているので、 映画でも観てれば寝ないだろう!と思ったんだが、その、アレだ、映画にもよるよな。 まァその昔ケヴィン・コスナーにハマっていた前科を持つ者としては、この映画で寝なかったことで 彼に対する義理を果たしたと云えましょう。まったく俺の愛したエリオット・ネスはどこへ消えたんだ! 「不器用で…こういうことに慣れてないんだ…」 とか云いながらどう見ても手練の船大工はどうなんだ! しかしポール・ニューマン御大は何に出ても作品にそれなりの雰囲気を持たせてしまうので、 途中で席を立つということができなくて参りました。男の色気生涯現役。カッコよすぎるよあの人。 |
| モハヤコレマデ |