ツワモノドモが夢の跡
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20040202   核心は外からやってくる?
友 「NYレポの君の代理がフロドなのは意図的なの?」
私 「意図…? いや前に 『桐野はフロドっぽい』 って云われたから何となくなんだけど」
友 「なんだ、第3部に向けてますます誘惑に抗えなくなってきてるからかと思ったのに」

そっちの方が納得できました。

そんなわけでフロドタコヤキですコンバンハ。(原形とどめてねえだろ)
TTTSEEの劇場で某様に目撃されていたらしく、奇行が目立っていなかったかと頭を抱えています。
よかった、「フォーゴンドール!」 とか叫ばなくて。あとエントの行進で一緒に雄叫びを上げなくて。
ちなみにTTTで一番の(男)泣き所は木の髭の絶叫からエントの行進に至るあのシーンだと思うのだが、
ホントもう、メリピピは行く先々で俺を泣かせやがるぜ。いろんな意味で。

今日は 『CAPA in Love & War』 を観てきました。太く短く疾走した男。
写真界のジェームズ・ディーンと云われているのもそれなりにわからんではないが、
しかし顔はどっちかというと昔のショーン・コネリーだ。(趣味ではないが)やたら色男だ。
でも若い頃はちょっとホアキン・フェニックスっぽい。頭がよくて世界に攻撃的だったのだなあという感じ。
20040203   ヒー!
昨日の八丁堀のビデオをさっき見たらえらいことになっていたので、
いやまあ今回は第1話からとんでもなさすぎてレポートの書きようがなかったくらいなんだが、
とりあえず今週分を上げました 「週刊八丁堀」。青山様は美人度に比例して恐妻度も上がるらしい。
第4部の残りと今期のこれまでの分もボチボチ埋めていきます。フー体力使うわーこの時代劇。

そしてもう年単位でゴブサタではないかと思われる、指輪リンク更新。何事も勢いが大事である。
新たに4件お迎えして(要するに執政家だろとか禁句)、これまでの分も紹介文を多少修正しました。
やはり一度に増やすのは4件くらいが限界であるらしい…いや、紹介文とか苦手なんですよホントに…
もっとこう社交性とかそういうものを身につけた方がいいんじゃないですか桐野さん。
夜行性とかばっかり身につきやがってこの野郎。

……陸自本隊派遣のニュースを見ましたが、あの光景は昔の 「出征」 とどう違うんだろうな……
自衛隊を直英訳すると 「Self−Defense Force」 だが、軍隊と訳されることもあるわけだしな……
妙な方向に無為な風が吹かないことと、なにより現地の皆さん(すべての皆さん)の無事を祈ります。
20040204   私情というのは。
「小娘一人のせいで地獄だ!」 まったくです将軍!

というわけで今日は 『MUSA』 と弾丸坊主を観てまいりましたよ。
『MUSA』 はチョン・ウソンが 『ユリョン』 の時にアレがナニしたご縁(?)なので観に行きましたが、
何つーか 『七人の侍』 と 『隠し砦の三悪人』 をよそ見しながら混ぜて中国に放り込んだような設定で、
大陸の広大な大地を背景に観客の感情移入をまったく許さない話が地味なスケールで進み、
最終的に角笛城の攻防を25万分の一くらいにしたような戦闘が 『プライベート・ライアン』 気味に行われ、
ガン爺と馳夫とエルフをひとりにまとめたみたいな異常にカッコイイ爺さんが活躍する話でした。
ひたすら癇に障るだけの小娘(宿敵チャン・ツィイー)が 「姫!」「姫!」 と皆に守られておるわけですが、
高麗の将軍の方がよっぽど姫だった。愛を捧げる男前の騎士(別将)もいたしな。

…すいません、でもスーパー爺と蒙古の将軍を観るだけでも1000円の価値はあるかもしれません。

弾丸坊主(正確には 「防弾坊主」 なのだが)は、映画界の常識を適当に踏襲した映画でした。
 @チベットの寺には世界を左右するという何かがよく保管されている
 A主にナチスとかがそれを狙っていたりする
 Bユンファ兄貴が二挺拳銃を振り回すのはこの世で最も尊い常識である
 Cが、これらの条件をすべて満たす映画はまず8割方がアレである
いいんです、兄貴だから。兄貴愛してる。愛してるから香港に戻ってきてくださらんか。
20040205   グラスゴー・ワンダーランド
今月の映画★にジェリー君(ジェラルド・バトラー)のプチ紹介が。そんな時代になったか。
当サイトでは勝手に若セオデンということにされて 「捧げキャラー!」 とか云われ放題の彼ですが、
うわっあんたそんな秀才君だったのか! 成績はトップクラス!? 名門大学!? べ、弁護士ー!?
どう考えても あの 『ドラキュリア』 でブレイクした(らしい)(初耳)とは思いがたい経歴です。
熱狂的に売り込み共演者をホントに噛むその情熱は確かに本物だろうと思うわけだが。
でもあんたグラスゴー出身だろう! グラスゴーはもっとこう、溶接工とか!パラシュート部隊とか!
そんで歌手デビューしてコメディアンから役者の道だろう!(ってそれはコノリーさんだろう
すいませんワタシ個人的にグラスグェジアンの基準がちょっとホラ、アレなもんで。

いやーびっくりしました。でもまあコノリーさんやビリさんとも顔見知りなわけだし!(だったら何だ)
歌って踊れてケンカができてやっと一人前、とも(一部で)云われるグラスグェジアン、
ジェリー君も次回はミュージカル映画 『オペラ座の怪人』 に主演…ってことはまた捧げキャラかよ!
まったく、何食ったらアレがボンド候補に見えるんだ。だいたいスコットランド訛りもどうするんだ。

今日は 『リクルート』 観賞。カート・ウィマー(リベリオン監督)が脚本に一枚噛んでるんですが、
んー、まあ、その、風通しのいいサスペンスでした。でもアルッパチはエロかっこよかったぜ。
20040206   映画館にて。
水曜に、日本語の覚束ない欧州系老婦人と英語の覚束ない日本人スタッフの問答を見かけました。
そういうのは大抵横目でスルーするダメな日本人であるワタクシですが、

老婦人 「アー、アノエイガ、ah…」(ポスターを指差す)
スタッフ 「あー、えーと、ディスムービー、トゥモローまで…じゃなくてアー!」

「トゥモローまで」 って小隊長殿!と思わず見かねて私も横から覚束ない口を出すことに。
結局観るのは諦めた(ポスターの映画は朝しかやってなかった)老婦人と、その後も暫し国際交流。
この辺に他の映画館ある?というので 「あるにはあるけどどんな映画が観たいんですか」 と訊くと、
ジャンルはなんでもいいけど 「nice, good movie, Not ラストサムライ

だってよ、トムちん。

もう心の中で腹ァ抱えて爆笑ですよ。英語の否定形って容赦ない!あんたも隙がねえぜマダム!
久しぶりに爽やかな感動を味わいました。実際ぐうの音も出ないよな、トムちん。合掌。
20040207   許してくれ!
弱い男だ…!(訳:URL配信が先行上映に間に合いませんでした)
わかってただろ! 週末の予定とか自分の性格とかお前が一番わかってたはずだろ!
清水の舞台からダイビング土下座したい気分ですがそんなことしてるヒマがあるんなら絵を描けという話。
……立ち直れないよガンダルフ。

立ち直れないんだが、しかし今ワタシの腰が立たないのは半分はあの男のせいです。
もともと手フェチ声フェチのワタクシですが、TORNのインタビュー(音声)をうっかり聞いてしまい、
第一声で人体の生命活動に必要なエネルギーの9割方を吸い取られましたあまりのエロさに。
3秒で緊急停止したけど、す、少し肺に入っ…あれーなんかギムリが5人くらいに見えるよアハハハ!
うわァしっかりしてレゴラス! つーかホントもういいかげん儂を誘惑するなノブるん!(仮名)

…TTTのコメンタリ以来あの人の声がやたらエロいことは充分承知しておりましたが、
そしてその言動からして割とエキセントリックな人だろうなあチクショウ可愛 とは思っておりましたが、
奴ァ想像以上だった。おかしいわ遊びのつもりだったのにこんなはずじゃ…(遠い目)
しかもサー・マッケランを捕まえて Sweetheart ってあんた…指輪俳優ってどうしてそうなんだお前ら。

…満身創痍のまま、これから夜の先行上映に行ってきます。ぺこり。
20040208   フォー・ゴンドー裸!
なんかそんな感じの先行上映突発召集オフでした。馬の国も 「裸ーハン」 ということで満場一致。
丸一日爆笑してたら腹筋が痛いです。なんであの映画を観てそんな結論が出るんだろう。

本当に、本当に我ながらどうかと思いますが、そりゃまあ個人的にRotKは今回で4回目とは云え、
すいません中盤割と、特にシェロブの姿を見た記憶があんまり…うわあ失格!呪われろ!呪われろ!
でもゴンドールの場面は無意識なのか執念なのか必ず咄嗟に覚醒しているあたり、俺の体も正直だ。
相変わらず涙腺は不感症気味ですが、やっぱり狼煙の連携近衛ピピンの歌唱シーン(含・執政父子)
TTTの木の髭の 「Last march of the Ents!」 に匹敵する名場面ですよ。(桐野基準)
尚、ペレンノール野の戦ってどっかで見たなァと思ってしまう私はSWファンでもあります。
系譜としては 「ルーカスが指輪好キー」 なんだから矢印が逆っちゃ逆なんだが、
でも映画が出来た(私が観た)順番からすると 『帝国の逆襲』 の方が先なんだよな。

字幕は…いくつか聞き間違いを思い知らされたりもしましたが(お父さんのセリフ間違えてたよ俺!)、
んー、もう少しこう、何と云うか、情報量とか云い回しとか何とかならんかったものか。
別に戸棚津子だから云々という意味ではなく、致命的ではないけど55点くらい、という印象です。
まあセンスの問題だろう。ちなみに吹替版はTTTがかなり良かったので今回も楽しみにしてます。
20040209   ツレヅレナルママニ
私がはじめてSWを観たのはもうあまり定かでないくらい昔、多分小学校低学年の時でした。
『帝国の逆襲(EP5)』 『ジェダイの復讐(EP6)』 というタイトルでは幼心にどっちが悪者かわからず、
むしろイメージとしては 「帝国」 と 「ジェダイ」 という2大悪者組織が血で血を洗う泥沼の戦争をしていて
銀河の皆さんが迷惑する話かと思ったりしたものです。…あながち間違ってないのか。
で、原題が 『Return of the Jedi』 なのだから、『ジェダイの復讐』 というジェダイがオトナゲない邦題は
『ジェダイの帰還』 に直すべきだ、という運動が起こっている(いた)のは一部で有名な話。
そういう類の運動には(是非は別として)距離を置きたい方なのでぼんやり眺めていたのですが、
ああそうか、それはやっぱり 『ジェダイの帰還』 だよな、とRotKを観ながら今更思い知りました。
当初の原題案が 「Revenge of the Jedi」 だったから邦題も 「復讐」 と訳しただけという事務的な事情も
「Returnはアナキンのライトサイド帰還を意味する」 というオタクの深読みも、この際いっそ関係ないのだ。
「3部作の最終章」 で 「失われた系譜の裔」 が 「Return」 するなら、それは 「帰還」 でなくてはなるまい。
それはもうハリ・セルダン印の銀河百科辞典に載ってもいいくらい人類の常識だろう。

SW旧3部作の漠然とした原形は指輪物語であるらしい、というのはまあ、ファンの常識です。
あるいはそれは 「神話的英雄流浪譚」 というものの構造が持つ相似性なのかもしれん。
ゴッド・ルーカスはマニアゴッド・トールキンの血を継げる数少ない一人だと思いますよ、ええ。
20040210   局私的死者の道(一方通行)
ローハン語でミナス=ティリスってどう云うんだっけ、と検索をかけていたはずが
気がついたらエルフ語講座とかを読み耽っていました。だって覚えたいじゃないかエルフ語。
一度足を踏み入れたら絶対戻ってこれなくなるから!とマニア気質の自分を戒めておるのですが、
「Denethor」 ってシンダール語なんだよね……(爽やかに遠い目)

…そしてよく考えたらセンさんの時代はローハンの王宮でもゴンドールの言葉を使ってたんだから
別にミナス=ティリスって云えばいいんだったよママン。(ちなみにローハン語ではムンドブルグでした)
しかしゴンドールの言葉というのは 「丁寧で古雅な西方語」 で、うわあ似合わねえなセンさん!(笑)
ゴンドール時代には、ローハン訛の西方語を話すタフなロヒアリムに 「いやァんカワイイー!」 とか
女どもが騒いだに違いない。都会の男にはない草原の野性味がセンさんの魅力よね。
ハッまさかあの箱入り執政公子もその辺に絆され……すいませんちょっと一人にしてください。

先行上映があったというだけではありえないカウンタの回りようだとビビってたら、
そういえば先行の日はテレビでFotRもやってたんですね。ビデオまで録ったのに忘却していた模様。
そしてハハ曰く 「いやー全然わからんかったわあの映画ーあんたNYまで何観に行ったんな?
いや……なんかそんな全存在を否定しかねない勢いで訊かれても母さん……
20040211   無題
「あなたは父のことを知っておられましたか」

聡い執政はそう云ってふと顔を上げた。
執政である以上にイシリエン大公である彼は王の御前に侍ることも少ない。無駄なことをせず、無駄なことを云わず、その彼が訊ねる以上、それは必ず意味のあることなのだろう。
今やエレッサールと呼ばれる男は曖昧に目を伏せた。王座に就いて以来あまり見せなくなったその逡巡は、確かに彼の素顔だ。そうして見ると随分危うい顔をするものだと若い執政は思う。そんな顔で迷ったまま、それでもあの時代を生き抜いて、あまつさえ導いて来たとは。
「知っていた ──── と他ならぬ君に云えるほどには、私は彼を知らないだろうな」
迷いは苦笑に変わった。その色の薄い瞳で、王は窓の外を見た。いつか見た光景とほとんど変わらないのに、ひどく遠くへ来たような気がする。喪失、というわけではないのだが。
「では、若い頃の父を覚えておられますか」
執政はまったく声の調子を変えなかった。王は肩を竦めて視線を戻した。
「君のそういう眼力は父君にそっくりだ。ボロミアはついに気付かなかったようだが」
「それは残念。兄はずっと名将ソロンギルに憧れておりましたのに」
「知っているよ」
知っていたよ。彼のあの碧玉のような瞳、あれは私が祝福したのだ。
王は胸の内で呟いて窓辺に依る。喪われた名前が澱みなく出るようになるまでに二人はそれぞれ時を要したが、気がつけばもう記憶となってゆったりと流れはじめている。時間というのは本当に、残酷なほど生に優しい。
「…君たちは、良い兄弟であったのだな」
王の言葉に、執政は応えなかった。淡く笑んだその顔の奥にあるものを、王も敢えて知ろうとはしなかった。
「裂け谷でボロミアを見た時、私は父君に似ている、と思ったものだ」
「…兄が、父に」
「だがすぐに思い直した。なにしろデネソールは笑わない男だった」
笑えなかった、のかもしれぬ。
誇り高く清冽で、自らを恃むところは確かに似ている。それでいて屈託がなかったのはむしろ難局に生まれた息子の方だった。その有り様は、さながら白の都の光と翳を映したような。危うく揺らぐ陰翳を孕みながら、守護の塔はそれでも確かに高みを臨んでいたのだ。
執政はわずかに目を伏せる。
「…兄を誉める時は笑うこともございましたが」
そうか、と王は短く応えた。そうか。笑ったか。
「ならばそれは ──── いや、私はずっと、」
云いさして天を仰ぐ。何かに耐えるようなその横顔が、一瞬極まって、再びゆっくりと収斂する。やがて振り向いた端正な顔は、もういつもの彼だった。すべてを覆ってしまう黄昏の眼差し。
「…君はむしろ父君によく似ているのだな。おそらく彼は、本来とても君に近い」
「、」
「君たちは誰よりそれを知っていたのだろう? 父であり、息子であるのだから」
「私は ──── しかし父は」
「君を愛したのだよ、ファラミア。…ああ、この名前すら証ではないか」
君は疾に気付いているのだろうが。
執政は立ちつくした。咄嗟に意志が崩れたことを知らぬはずはないのに、それでも王は凝と彼を見ていた。
王の瞳はひどく雄弁だ。確かめたはずの足元が危うくなるのを何とか踏み止める。王の声は容赦なく柔らかい。父であり、息子であるのだから。その言葉は彼の中に一筋の血を流した。あの時彼の名を呼んだ父の顔を、一生忘れることがないように。

喪失は再び、しかし唐突に彼を襲った。そして同時に、彼ははじめてそれを本当に理解した。
癒し手の王はゆるやかに笑う ──── 夕映えの空は、もうすぐ紺青に暮れるだろう。



……なんとなく、『王の帰還』 私的感想。やはりファラミア(とサム)に尽きる、ような気がする。
20040214   ラブイベントに向かないサイトです
すいませんここ数日は普通にネタが切れて日記が沈没しておりました。(「ネタ」?)
バレンタインですねえ。今年はローハンの愛の伝道師でも描こうと思ったのにスキャナ様も沈没中。
スキャナ様が悪いわけではなくPCとの連携がうまく行ってないだけ、らしいのだが(涙)(致命的)
観念してPCを買い換えるべきか。5年使ってるけど昨日ははじめて見るエラー画面が出たしなあ。

母が 「あんたの好きなんが映っとるで」 という抽象的な電話をしてきたのでテレビをつけてみる。
ああハイハイ、ビートたけしのアレね。強制遠近法とか今更だから。むしろ日常用語だから。
しかし指輪とか以前に微妙にマニアックな番組でした。倉田保昭が出てきてビビる。ギャー倉田さぁん!
でもヒッチコックの幼児体験とか 『猿の惑星』 の猿のモデルが日本人だとかはもう有名すぎる話だろ。
(つーか別にあの映画は作者ブールの云ったとおり 「どちらも人間を描いている」 だけだろ)
あと米司令官が 「君たちは猿と戦っている!」 とか云ったってのも、ハートマン軍曹に比べたら
もう全然優雅な社交界の会話ですよ。…すいません米軍に対する偏見です。(と云うか何と云うか)

しかし 『椿三十郎』 のアレは何度見ても血飛沫が尋常じゃないよなあ。
仲代達矢が 「あん時ァ本気で心臓止まりそうになった」 ってのも、そりゃそうだよなあ。
そして薩摩の剣法ってのはとにかく 「一撃必殺」 がキーワードなのか。うーむ、さすが薩摩。
20040215   夜中の豆が趣味らしい。(すごい語弊)
昨日は世間のお嬢さん方が年に1度のチョコレート祭りに盛り上がる中、
夜中に黒豆を煮るという黒ミサ的行為に耽っていたワタクシですが、砂糖と塩を間違えました。
太古の少女漫画かよ!とツッ込む以前の問題として、うちの砂糖は三温糖(茶色)なのである。
もちろん塩は白で、つまり白と茶色を素で間違えたのか桐野孝明、イラストサイト管理人。
たとえ黒ミサでもそれはさすがに 「もう寝た方が」 と云われると思います。グリマとかに。(グリマ?)

えーと、RotK正式公開!ということで、ちょっと冷静になって頭を整理してみました。
正式公開したのでネタバレ自粛レベルも引き下げ。まあネタバレって程でもないですが。
  ■映画RotKには山のように不満があるが、結局のところそれ以上に大変満足しているらしい
  ■満足できたのは主にファラミアとサム(と、多分音楽)がスバラシカッタから、であるらしい
  ■と云うかあのファラミアの拈華微笑で 「も、もう全部許せる…!」 と思っちゃったらしい
  ■モエとかは別になかったらしい(でも王様はひとりで異常にエロかった)
  ■お父さんは確かにアレだったが、どうもあれはあれで結構それなりらしい
  ■しかしあれが 『お父さん』 かと云われるとそれはやっぱりちょっと違うらしい
というわけで、最近は映画と願望の区別を図るため映画版RotKのお父さんをお嬢と呼んでいます。
私が愛したのは彼ではないが、アレはアレで別腹で頂けてしまった。もう何でもいいんだろうか俺。
20040216   忘れてました
昨日の追記。
  ■ローハン組はやたらめったらカッコよかったらしい(ギャムリングの行方が気になります)
  ■それとギムリ!おまえ気安くその椅子に座るんじゃねえ!
いやあエオメルは最高にカッコいいですぜ旦那。エルフと妹の影でひっそりと。
尚、映画版では3作通して涙やハンカチとまるで縁のなかった私ですが(つめたいしと!)(だまれ)、
10年ぶりに読み返した原作 『王の帰還』 では、上巻だけで二度ほど感極まって落涙。び、びっくり。
やっぱり圧倒的に偉大だ。活字の力というならば、映画にも映像の力があったはずだから。

所用(?)で英語版公式を訪問。相変わらず 「Welcome!」 メッセージで足止めを喰らう。
RotK公開後だしデイジーとか増えてないかなーまーノブルさんは無理としてモ!(血眼)というわけで
またしてもリロードの鬼と化してみましたが、相変わらずゴンドール勢は冷遇されている模様。
だいたいお兄ちゃんからして居なかったしな。というかサーもいないんだがどういう了見だPJ。
あと、みんな 「どーもイライ邪です!」「ハーイ、ミランダよ!」 みたいなノリなのに、
ひとりだけ 「我輩がクリストファー・リーである」 という勢いのリー様はもうさすがとしか云い様がない。
それにしてもカールってつくづく劇画口調だなあ。エオメルの演技も相当劇画調だったが。
20040218   All I need is Love!
昨日は 『王の帰還』 字幕2回目でした。あんまり回数観る気はないんだが、もう5回目らしい。ヒー。
泣き所のひとつであると思われる 「栄光ある父祖のもとへ行ける…」 では、毎回毎回どうしても
具体的に歯とか光ってる父祖(ほぼ名指し)が脳裏を過ぎってしまいなにかと大変です。
ブレゴにアンドゥリルの鞘を持って行かれる馳夫さんも相当なんだが。助けてオビワンケノービ。

つーわけで今日は 『ラブ・アクチュアリ』 観賞。邦題はもっとヒネれたような気がするなァ。
あざやか!というほどではないものの、好感の持てる映画でした。ローワン・アトキンソン最高。
ビル・ナイも最高。 『スティル・クレイジー』 では忘れがたいが、『アンダーワールド』 のステキ爺だったとは
うっかり気づきませんでしたよ、あん時ァ似非(だとわかっていても)若デネソールに目玉が忙しくてな。

どうでもいいんですが 『トロイ』 のチラシ(今更)、オーリの書かれようがオモシロいですね。
「一躍スターダムに」 って!「冴え冴えと高貴」 って!「自らの祖国に厄災をもたらして苦悩」 って!
オーリにしろパリスにしろそんな苦悩するもんかアイツらが。今日の日記表題を地で行く連中だぞ。
「無謀な情熱に賭けた男が、成就した愛の代償に差し出さねばならなかったものは何なのか」
まあ具体的に云うと[生命]とかだったりするわけですけどもね、ええ。…ある意味ハマリ役ではあるな。
20040220   The Grimm Brothers'....
深夜映画で 『スノーホワイト』 を観ました。シガニー・ウィーバーはつくづくキレイな人だ。
グリムの原典に忠実、という触れ込みですが、やっぱり継母は継母で実母ではありませんでした。
あれ?実母と娘が父親を取り合う話だろ?と首を傾げる間もなく、とってもオリジナリティ溢れる展開に。
「7人の小人」 がドワーフではなく普通の荒くれ鉱夫でしかも次々と間引かれて最終的に4人にまで減り、
その1人が王子も兼ねたのにはびっくりしたぜ。でも多分グリム兄弟が一番びっくりしたと思うぜ。
まあサム・ニールのダメっぷりが愛しいのでその辺はどうでもよろしい。やっぱり白雪姫って悪女だよなあ。

そして白雪父と白雪継母の結婚式の描写に、妄想防止弁(あったのか)がふっ飛びました。
初夜の前に祝賀客?が香油?で新床の新郎新婦を祝福する儀式ってホントにあるんですか中世西洋。
あるんですかっていうかあるって云え!(無茶) デネソールとフィンドゥイラスの初夜はそれで行く!
あまつさえ香油の杯を持ったソロンギルが祝福の列に混じってたりしてもーアッハッハッハ!
そんな得も云われず気まずい状況を思って萌え死にそうになる午前3時。
新婦が旦那以外に肌を見せていいのか?と思わないでもないがそれはもう全然小さいことですよええ。

というわけで、そっから先はあんまり覚えておりません。そっから先と云うとつまり映画の本題ですが。
まあ要するに映画としてはその程度だったということで。白雪姫の顔すら思い出せないしな。
20040223   222がニャーニャーニャーという発想もどうなのか。
コンバンハ、猫の日生まれの桐野孝明です。私の猫狂いはここに由来すると思うことにします。
つーか週末は緊急会議召集で裂け谷に戻っていて、実際昨日も誕生日どころではなかったのですが、
何と思いがけず祝賀メールをたくさん頂いてしまいました。うわ、ありがとうございます!(感動)
「ますますお父さんな1年に!」 というメッセージが多かったあたり皆さんわかっていらっしゃる。
ご期待に添えるよう精進(?)いたしますよ。むしろ皆さんを後悔させる勢いでな!

というわけで目下 「ロンドンのComic Conにノブルさん参戦」 の報に頭を抱えております。
いやパット・モリタとかデータ君とか来てる方が遥かにえらいことなんだが!とはいえ
RotKで男を上げまくったブルース・ホプキンスも気になり気味の昨今、正直に生きるのも大切だ。
まったく私は鳥顔の男が趣味であったはずなのに、なんで今更ノブルさんなんだ。(今更って)
陽気でエキセントリック、そのくせ繊細で鋭い55歳。びごとは気が合いそうな気がします。
酒でも呑ませてほっといたら一晩中二人にしかわからない会話をしてそうです。
  貴 「本当に、美しいものは驚異だよ」
  藻 「ああ、たとえばこのコップにしたってそうだよな!」(興奮気味)
  貴 「まったく信じがたい奇跡だ!」(さらに興奮気味)
  ドム 「オーイおっさん酔ったかー」
  ビリ 「アーあの二人はポエムで会話する種族だからー」
そんなイメージ。ノブルさんはびごより実直な感じ。そして輪に入れないオーリと愛される男ショーンB。
20040224   アホだ!
だが、それゆえに汝は美しい。チクショウまた泣いちまった。(連敗記録更新中)
えー、某様の日記に触発されたのと、例のComic Conにジョー・ターケルが来るってのとで
『ブレードランナー(最終版)』 のビデオを発掘。若い頃のルトガー・ハウアーは時々びごっぽいな。
公開当初は酷評されたりカルトムービーとして扱われオタクが盛り上がってたりイロイロですが、
饐えた雨の降りしきるロサンゼルス、昏いネオンに陰翳だけが浮かびあがる廃ビルの屋上に座って、
ぽつりぽつりと語るレプリカント・ロイの、残り火のような静謐。

おまえたち人間にはとても信じられないようなものを俺は見てきた。
オリオン座のはずれに燃え落ちる戦闘艇。タンホイザー・ゲートの闇にきらめくC・ビーム。
そんな記憶ももうじき消える ─── 雨に流れ去る涙のように。


…セリフは桐野脳内訳。あれだけで、この映画は傑作と呼ぶに足ると思う。
「教義のためなら神をも殺す」 野暮なオタクどもに用はないんだ。映画はただ観ろ!そして味わえ!

映画としてどれだけ欠陥があろうとも、この一瞬だけは確かに、おそろしく美しい、そういう映画が好きです。
圧倒的な傑作というのも勿論ありますが、欠陥があるからこそ魅力的、そういう映画もある。
だからB級映画はやめられないんじゃよー。リベリオンとかLotRも多分その辺が好きなんだな俺。
だってどう考えても映画としては隙だらけだアイツら。……いや、これも愛ですよ、愛。
20040225   アホだ…(俺が)
母から事務電話、のち雑談。客用茶碗の茶渋が落ちなくて困っているというので
一時流行った茶渋を落とせるスポンジをすすめる。て云うか今時知らないのもどうなんだ母さん。
 母 「え、そんな便利なもんどこで買えるんな!」
 私 「どこでって、いや普通にスーパーとか、たしか100均でも買えるはずだが」
 母 「一応訊いとくけど正式商品名は?」
 私 「イロイロあるけど、うちのは、アーちょっと待ってな……(戸棚を調べる)……えーと、うッ
 母 「う?」
 私 「……(あたしもうダメですお蝶夫人!)(お立ちなさいひろみ!)…… 『激落ちパパ』 ……」
 母 「激落ちパパ? 激落ちパパね。激、落ち、パパ、と」(メモ)

なんとなくココロの傷をえぐるから連呼しないでもらえるかな母上。

まあ確かに 「激落ち」 の名には相応しいのだが。ふさわしいのだが!(血の涙)
まったく敵はどこに潜んでいるかわかったものではない。毎日が波乱万丈です。

…と思ったら妻子とキングもいるらしい。王様だけ家族の中で浮いてないか。深いぜ激落ちファミリー。
20040228   たしかにビッグなイシューではある。
街角で 『THE BIG ISSUE』 の販売員のおいちゃんを捕まえる。
第5号掲載の 「独裁者に安息の地はあるのか」 という記事が欲しかったんですが、えっ指輪特集!?
特集といっても薄い雑誌なのでサーとビリさんとサーキス氏のインタビューが合わせて5ページほど、
これが思いがけずなかなかオモシロかった。サーったらもーこの不機嫌な赤い薔薇め!(?)
仕事はきっちり、皮肉もきっちり、見事に翻弄されるインタビュアー。相変わらず手練でいらっしゃる。
それにしてもビリさんてオトコマエダナア。アレはどう考えても 「かわいい」 生き物ではない。
アイツに惚れたらケガするぜ。あらゆる意味で。だってグラスゴーだから。(?)

『THE BIG ISSUE』 というのはホームレスの自立・自活を支援するために発行される雑誌だそうです。
表紙だけ見てると映画誌かと思いますが、内容はエンターテイメント寄りの広報誌、という感じ。
主に街頭に立っている販売員を見つけて直接購入(売上の半分くらいがそのまま彼らの収入になる)、
というシステムで売られているため、販売員を捕まえないと手に入らない地獄のレアぶり。
レアな割に1冊200円で、レアな割に道ゆく人は9割7分方がスルーしてたりするんだが、そういうものか。
ちなみにこのシステム、イギリスはロンドン発祥とのこと。これはなんとなく、お国柄であるかもしれない。

えー、ちょっと人生かかったアレコレがあるので今日から10日ばかり留守にします。
メール等のお返事が滞りますが御容赦。まあ人生かかってる割にはイベント行ったりするんだけどな。
モハヤコレマデ